突然求められてびっくり、クレジットカードのセキュリティコードって何?
非常に便利で使い勝手の良い支払い方法であるクレジットカードですが、その反面悪用されてしまうと大変です。
様々なクレジットカード会社が強固なシステムを導入しており、情報漏えいやハッキングの対策を行っているわけですが、人による過失、いわゆるヒューマンエラーというのも大きな問題です。
例えばカード番号を写真に撮られてしまったり、電話口で聞かれたりすると悪用される可能性がありますし、インターネットにおけるクレジットカード利用時に行ったキー操作を抜き取る「キーロガー」のようなツールを使われるとひとたまりもありません。
その番号を使って買い物し放題! 買い物される方は頭を抱えるしかありません。
そこで登場するのがセキュリティコードです。
ちょっとだけアナログなのがセキュリティコード
大事なクレジットカード情報を守るための方法として「セキュリティコード」があります。
通常のカード番号(16桁前後)とは別に3から4桁で設定されている数字で、カードによって記載されている面が異なります。
カードを利用する際に、コードを入力したり告げたりすることで、情報の抜き取り(スキミング)やどこかでメモした情報ではなく、ちゃんとカードを持っているという事の証明になるコードです。
このコードは、カード内のICチップ等にデータとして保存されてはいません。
ですから、デジタル上で情報が抜き取られた場合にも、最後の砦として立ちはだかってくれます。
システムのみでカードを守るのではなく、少しアナログな方法も取り入れることで複雑化しています。
クレジットカードによってコードの位置は違います!
コードが求められる状況は、普段のクレジットカード利用ではほとんどありません。
インターネットで買い物をした時に入力を求められる以外にはあまり利用されておらず、前述の通り第三者やメモ書きではなくカードを実際に保持している証明にすぎません。
フィッシング詐欺(クレジット会社や銀行を装って情報を入力させる)サイトに引っかかった場合は余すところ無く入力してしまっているはずですし、そもそもカードを盗まれたりしている場合には全く役に立ちません。
また、近年ではコードの入力を求めない通販サイトも多く、大手のインターネット通販サイトでも入力不要でカード支払いの利用が可能な場合があります。
しかし、支払い先によって使ったり使わなかったり様々なのがセキュリティコードであり、国際ブランドや発行会社によってコードの位置は違います。
突然求められて面食らわないように、自分が持っているクレジットカードのどこにコードが書いてあるのか、そのコードがどのような意味を持つのかについては確認しておくといいかもしれません